[パーカーコメント]
ローヌ北部でつくられたのにリシュブールやミュジニーに相当するワインになりたいかのような振る舞いをみせている。もっとも、ドメーヌ・ルロワのものを例外とすれば、リシュブールやミュジニーで、畏敬の念を抱かせるようなこのワインの持つ豊かさや複雑さがあるものは見つからない。彩度の高い濃い紫色をしており、偉大な味わいの強さや豊かなエキス分から想像されるものに比べて驚くほど口当たりの軽いワインである。ワインづくりにおける金字塔であり、ギガルがぎっしり詰め込むことに成功した果実味、複雑さ、豊かさは抜きん出ているが、このビロードのようになめらかな舌触りのワインは重たい味になっていない。予想される飲み頃は1998〜2015年。(万来社 ローヌワイン) |