[パーカーコメント]
この年はエルミタージュのアペラシオンでは1978年以降、いや、たぶん1961年以降で最も偉大なヴィンテージである。シャーヴのエルミタージュは1978年のヴィンテージからテイスティングしてきたが、黒い色をしたこのワインは間違いなく彼が生産したなかで最も重々しく、凝縮したワインである。壮麗な1989年ものとの本当の差は、おそらく、1990年ものの方がノーズにローストした個性がよりみられることと、口に含んだときにわずかだがタンニンが多く、凝縮感があるということだろう。それを除けば、いずれも度肝を抜くような、記念碑的なワインである。ともあれ、このワインは、タールやローストしたカシスの果実、ヒッコリーを思わせる巨大なアロマを提供しており、驚愕させられような凝縮感があるが、若いうちに飲んでも興味深いものとはならないだろう。予想される飲み頃は2005〜2040年。(万来社 ローヌワイン) |