[パーカーコメント]
1978年のヴィンテージは、バルサックとソーテルヌのワイン生産者にとっては極めて困難であった。遅めではあるが秀逸な収穫の恩恵に浴したボルドーの赤ワインと違って、白ワインは貴腐を形成するには湿度が十分でなかった天候の打撃を受けた。豊かなフルボディで粘りけがあるが、個性に欠け、鈍重な味であることもしばしば。イケムの1978年はそのアペラシオンで生産されたなかでは最良のワインである。秀逸な凝縮味と高いアルコール度数とボディを持つ、豊かで蜂蜜のようなワイン。残念なことに、ボトリティス菌の影響を大いに受けたブドウからだけ得ることができる威厳のあるブーケと、複雑な味わいやアロマが見られない。収穫量のわずか15%だけがイケム・ワインになった。飲み頃予想:現在から2008年講談社
『BORDEAUX ボルドー 第3版』 |