[パーカーコメント]
オーナーであるティヤポン家が明言していたが、2003年のワインが救われたのはカベルネ・フランが高品質だったおかげだ。ティヤポン家はもう1つ、ル・パンというガレージワイナリーを所有しているのだが、こちらは2003年すべて格落ちさせてしまったのだ。ヴューシャトーセルタンの生産量は例年の50%でしかなく、1000ケースしかつくれなかった。ブレンド比率はカベルネ・フラン60%、メルロ40%。深みのあるルビー色をしているが、紫色のニュアンスもあり、森の下生え、ブラックチェリー、香、スパイスの甘いアロマを放つ。まろやかなワインで、鮮明感は良好。多くのポムロールより重みがあり、かなり複雑なものになる潜在能力がある。たぶん3-4年で盛りを迎えて、12〜15年はおいしく飲めるだろう。 (美術出版社
ボルドー 第4版) |