[パーカーコメント]
これは不安定なヴィンテージにしては常に最高のワインのひとつだった。濃密で、光を通さないといっていいほどの暗いルビー色、わずかに琥珀色のエッジをした1975年は、グラスに注ぐと嫌々ながらに花開き、グリルしたナッツ、ミネラル、甘草、超熟したブラックカラントの香りを露にする。口に含むと、フルボディで力強いが、多くの1975年ものとは違ってタンニンが目立つ。だが収斂味があったり、青っぽかったりするわけではない。ほぼ飲み頃になっているが、さらに10年から20年は楽々と持ちこたえるだろう。
飲み頃予想:現在から2010年 最終試飲月:88年6月
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』 |