[パーカーコメント]
収量は極めて少なく、ほんの21.2hl/ha。収穫が始まったのは9月11日で、終わったのは9月26日だった。ブレンド比率はカベルネソービニョン70.2%、メルロ17.2%、カベルネフラン12.6%。アルコール度数は13.27%で、2002年にこのシャトーが達成した記録よりは心持ち低く、pH値は3.82だった。グランヴァンになったのは収穫の54%のみである。いまだにスケールの大きい、画一的なワインだが、整理がついて、より輪郭のはっきりしたものとなったら間違いなく出世街道を上がっていくはずである。インクのような/ルビー/紫色をしており、典型的なラスカーズらしい純粋さやバランスを持っているほか、何層にも及ぶブドウの完熟感のある、純粋な、ブラックチェリーやブラックカラントの果実がくるむ、がっしりとしたミネラルの芯や微妙なオークが感じられる。ミディアムからフルボディで、タンニンは甘いが、この年の多くの仲間ほど豪勢ではない。古典的なプロポーションで、輪郭も十分にはっきりしている。これまたジャン・ユベール・ドゥロンとそのスタッフの手になる輝かしい業績だ。
美術出版社 『BORDEAUX ボルドー 第4版』 |