[パーカーコメント]
この10年間は閉じて、恐ろしくタニックだったが、ようやく潜在能力をいくらか見せるようになってきた。ワインには良好な暗いルビー/ガーネット色と、西洋杉、チョコレート、カシス、スパイスの甘いノーズや良好なブドウの完熟感のある果実味とエキス分、重みのある、スケールの大きい、タニックなフィニッシュを見せる。いまだに成長していないが、タンニンのマントを脱ぎ捨てて、いっそう複雑さやバランスを見せるようになってきた。果実味がいつまで持つのだろうという心配は今でもあるが、世紀の変わり目頃には間違いなく高原部にたどり着くはずだ。おおむねがっかりさせられるものとなった1970年代ムートンの情況からすると、1970年の偉大なワインには負けるが、これは、このシャトーにとっては興味をかきたてられないものとなった1970年代における明らかに2番目に最良のムートンである。最終試飲月:2001年11月
美術出版社 『BORDEAUX ボルドー 第4版』 |