その名の通り“塔”をシンボルとした、世界に名高い1級シャトーです。名前の由来ともなり、ラベルにも描かれている塔は、14世紀中頃、要塞として建てられて「年代記」にも登場しているという由緒ある塔なのです。
ラトゥールのワインは、五大シャトーの中で最も“力強く男性的”“晩熟で長命”と言われています。それだけに、色が濃くタンニンも豊富なのですが、それに負けないだけの黒い果実の凝縮感は素晴らしく、圧倒されてしまうほどです。
ちなみに、1993年にシャトーが売却され、フランス人の経営に戻った時、現オーナーの提示した買収金額は何と「1億2600万ドル」。それだけの価値を認められているワインなのです。
その本当の価値を知るためにも、ぜひ15年以上寝かせたラトゥールを飲んでみてください。重厚で奥深く、格別のコクが楽しめるようになっていることがお分かりいただけることでしょう。軽く20〜25年は瓶の中で熟成し、年によっては50年以上の歳月を持ちこたえるという、長命で偉大なワインの底力を感じとってみてください。